円満退職のコツ

最後まで気を抜かず

転職活動は転職先を決めて終わりではありません。現職を円満退職することも大切ですよ。介護業界は狭い世界なので、退職時にトラブルになってしまうと後々面倒くさいことになります。そうならないよう、円満退職のコツを知っておきましょうね。

退職理由がカギになる

円満退職のための重要なポイントとなるのが、退職理由の伝え方です。曖昧な理由だと、引き止められてしまう可能性が高いですよ。引き止めが長引くと、結局転職ができなくなってしまうこともあります。相手が納得できるような理由を具体的に伝えてくださいね。例えば、民間資格を活かせる職場に転職するのであれば、自分のスキルと今の仕事内容にズレがあることを丁寧に説明してください。自分のやりたい仕事があって、それができる環境に挑戦したいという前向きな理由であれば、相手も引き止めるようなことはしないでしょう。また、家庭の事情で転職を余儀なくされるパターンもありますね。そういった時も正直に伝えることをおすすめします。親の介護や看病などのプライベートな問題に関しては、相手も積極的に介入することはできません。
このように、相手がどれだけ納得できるかがカギになります。とはいえ、嘘をつくのは絶対にやめてくださいね。介護業界は狭い世界なので、後で嘘だったと分かった場合、転職先でそのことがバレて働けなくなる可能性もありますよ。また、現職の不平不満なども退職理由としては不適切ですね。

正しい手順を踏むこと

いきなり退職届を出すとトラブルに発展してしまいます。まずは、直属の上司に退職の意思があることを伝えてください。その上で、退職日などを一緒に決めていきます。退職時期は明確に提示しましょう。転職先が決まっているならなおさらですね。人手不足の職場だと、退職時期が曖昧なせいで引き止めが長引く可能性がありますよ。そうならないよう、「○月○日まで」と明確に提示しましょう。

引き止められたら

情に訴えて退職を引き止めてくることもあるかもしれませんね。しかし、情に流されて今の職場に留まっても、ポジティブな結果になる可能性は低いでしょう。強い意志を持って退職の意思を伝えてください。引き止められた際には、自分を必要としてくれることに感謝の意を示し、それでも退職すべき理由があることを相手が納得するまで説明します。引き止められた際の具体的な対処法については、以下のサイトを参考にしてくださいね。

【介護職が退職を引き止められたときの対処法とは？引き止めパターン6選と断り方を解説】を見るこちらのサイトに、退職を引き止められた際の具体的な対処法がパターン別に紹介されています。

まとめ

円満退職をするためには、しっかりとした計画と退職理由が必要になります。上司や同僚に迷惑をかけないためにも、円満退職を心がけてくださいね。