専門性が高い民間資格を取得してスキルアップを目指す

専門性が高い民間資格を取得してスキルアップを目指す

スキルアップのために取得しよう

民間資格を取得することで得られる知識やスキルは多岐にわたります。認知症ケアや心身機能の重症化防止などの支援に役立つ民間資格が存在するので、スキルアップを目指す介護士はぜひ取得を目指したいところですね。

主な民間資格

仕事をする上で役立つ資格というのは、そもそものサービスの種類や利用定員、事業所の方針などによって異なるでしょう。例えば、レクリエーションに力を入れているデイサービスで働く場合は、福祉レクリエーションワーカーという資格の取得がおすすめですよ。高齢者や障害のある人でも安全に取り組めるレクリエーションを企画する力が身につきます。利用定員が少なく、密なコミュニケーションが求められる施設で働く場合は、利用者が抱える孤独感や不安感を解消する取り組みが求められます。その際に役立つ資格として挙げられるのが、精神対話士です。常に介護を必要とする人が入所する施設の場合は、救急員資格の取得がおすすめですね。重症化を防ぐ運動を中心に行う施設では、介護予防運動指導員の資格が役立ちますよ。
音楽を通したイベントやレクリエーションを実施する施設で働くなら、音楽療法士の資格を取得するといいでしょう。在宅介護を希望する利用者に対し、住宅環境の提案をする仕事に就くなら福祉環境コーディネーターがおすすめです。福祉用具の相談を受ける機会が多い人は、福祉用具専門相談員などもいいでしょう。このように、民間資格には様々な種類があります。自分の希望する仕事に合った民間資格を取得することで、スキルアップにつなげられますよ。

民間資格を取得するメリット

民間資格は国家資格とは違い、取得しても給料アップに反映されないケースもあります。しかし、民間資格を取得したことによって得られた知識やスキルは、日々の業務で大いに活かせます。その結果、自然と昇給や昇格につながることもあるでしょう。少なくとも、現場の評価は上がり貴重な人材として重宝されるはずですよ。

学び続けよう

民間資格の中には、一定の実務経験を受験資格として設けているものもあります。例えば、認知症ケア専門士は3年以上認知症ケアを経験した人しか取得できません。福祉用具プランナーを取得するためには福祉用具に関連した業務を2年以上経験している必要があります。これらの資格は、実務経験を必要とすることもあって専門性の高さを客観的に証明できます。公的資格や国家資格でなくとも社会的な信用度が高く、転職の際にも大いに役立つでしょう。
介護士として活躍するためには、日々変化する状況に対応できるだけのスキルが必要になります。そのため、常に学び続けなければなりません。その中で民間資格を取得してスキルアップに励むことで、周囲からの信頼を勝ち取れるようになりますよ。